
ダイコクの家を使い、長野県産材住宅における
木材のライフサイクルアセスメントの調査を致しました。
この調査は信州木材認証製品センターというところで、長野県補助事業である
『信州型エコ住宅部材供給事業』の実施に伴い、『信州型エコ住宅の建設』を
推進するための調査として行ったものです。

ライフサイクルアセスメント(LCA)とは、
住宅ができるまでの過程において
どれだけの環境負荷があるのかを調べることです。
山の森林から産出される木材の伐採時からはじまり、その木材を運搬する
輸送時、そして木材加工時、住宅現場への運搬時、
さらに現場から出た残材の廃棄に至るまでの各過程から
排出されるCO2を計測したものです。
要するに、信州の県産材を使用した住宅が完成までにどのくらいのCO2が
排出されるかを調べたものです。
ダイコクの家は幸運にもたまたまその調査対象になることができた、
というわけです。
この調査は、信州大学(工学部建築学科 浅野研究室)が
信州木材認証製品センターからの委託により実施したもので、
住宅着工から完成までの半年間、ほぼ毎日学生さんが
現場に赴き計測して研究調査された結果です。
今回対象となったダイコクの家は、県産材を全体の木材の75%使用された家です。
弊社では県産材は主に木島平村に本社を置く、瑞穂木材株式会社(宮崎正毅社長)さんから
購入し使用しております。

ではここから簡単に分かり易く説明していきましょう。

上記の数字に基づき、ダイコク邸における単位床面積辺りの 木材使用重量を算出すると、

となります。

そして、本題のCO2排出量の結果をまとめたのが次の図になります。

上記の数字に基づき、ダイコク邸の単位床面積あたりの 木材使用量によるCO2排出量は、


対象になった長野市内に建設したダイコク邸は、
信州の県産材を一軒あたり75%使用していました。
県産材を75%使用した場合のCO2排出量の合計は
8.69t―CO2となりました。
ここで構造材の柱材をホワイトウッド、横架材、端柄材をベイマツなどの外材に代替し、外材を100%使用した場合のCO2排出量に置き換えると13.61t-CO2となります。
ダイコク邸のように県産材を
75%使用することで、
4.92t-CO2のCO2を
削減できたことになります。
約1.37haのブナの森と
同じCO2削減効果。
ダイコク邸の建設により削減できたCO2排出量は4.92t。
これは1年間で1本辺り11kgのCO2を吸収してくれるブナの木に換算すると約447本 ※1。
ブナの森の面積に換算すると約1.37haもの広さの森に匹敵する削減効果を実現しました ※2。
(注釈) ※1:1年間のブナの木1本当たりのCO2吸収量を11kg(独立行政法人 森林総合研究所試算)として算出 ※2:ブナの森1ha当たりの年間CO2吸収量を3.60t(「日本国温室効果ガスインベントリ報告書2005.08(環境省監修)」に基づき東京電力が試算)として算出

実際に外材を使用する場合、
大断面の梁や桁には
集成材を使用することも多く、
さらにCO2の排出量が増えると
考えられるとのことでした。
ダイコクとしては、幸運なことに対象住宅に選ばれ、
非常に貴重なデータを得ることができました。
県関係者、そして信州大学の先生をはじめ、毎日現場で測定してくれた学生さんに感謝申し上げ、
今後のダイコクのスタイルにして行くことで、
長野県が推進する『信州型エコ住宅』に近づければと考えます。
これから更に、環境への配慮をすすめていくことで、
ますます付加価値のある家づくりに邁進して行きます。
最後にお世話になった方々のご紹介をします。
| 企 画 | 信州木材認証製品センターのみなさま |
|---|---|
| 調 査 | 信州大学 工学部建築学科 浅野研究室のみなさま |
| 対象住宅 | 長野市川中島町S様 |
| 施工期間 | 着 工/平成20年 8月26日 竣 工/平成21年 3月10日 |
ありがとうございました。
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■株式会社ダイコク 本社・展示場
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【施工エリア】 長野市、飯綱町、信濃町、小布施町、須坂市、千曲市、小川村、中条村、信州新町、麻績村、坂城町、上田市